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サラリーマンの給料はなぜ生活費に消えてしまうのか?(49)

義務教育がひた隠す目からウロコの危険な経済学

< 第1話 からお読みください >

第49話

エピソード5
サラリーマンは現代の奴隷か?(14)

 ということで、「チェアーズ」を設立した。

 資本金は一千万円。業務内容は椅子の設計および開発。小さな会社なので、社長のほかに、社員は、椅子を設計する人一人、椅子を組み立てる人一人、営業が一人、経理・総務を兼ねる社員が一人の計五人である。

 何せ、たった今設立したばかりである。まだ、商品も生産されていないし、当然、会社としても売り上げは何も上がっていない。

 さて、このチェアーズで働けば、社員はもちろん給料をもらうことができる。では、この給料の出所どこだろうか。

 どう考えても、資本家が用意した資本(貨幣)である。まだ売り上げがない以上、ここ以外に給料の発生するところはあり得ない。

 そして、チェアーズは、その後、商品を生産し、それを販売し、利益を上げて、貨幣が増加して、チェアーズの手元(資本家の手元)に戻ってくる。

 そして、ここでもう一度繰り返すが、貨幣と貨幣の仲介ができるのは「商品」だけである。

 ということは、会社で働いているサラリーマンの労働は、必然的に「商品」でなければならない。

 ん? どうやら、次の図の手品のタネの目星が少し付いてきたような気がする。

 <貨幣> - <商品の消費> - <増加した貨幣>

 「商品を買って、それを消費したら、より大きな貨幣が手元に残る」

 こんな手品を可能にしているそのタネは、以上の検証から、労働者の「労働」以外に考えられない。

<貨幣> - <商品の消費> - <増加した貨幣> 
 資本         労働         資本+利潤

 こうして図にしてみて改めてビックリ! やはり、サラリーマンが働くこと事態が、資本家から見たら「商品の消費」だったわけである。

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