サラリーマンの給料はなぜ生活費に消えてしまうのか?(54)
義務教育がひた隠す目からウロコの危険な経済学
第54話
エピソード5
サラリーマンは現代の奴隷か?(19)
先日、私はTSUTAYAで、「一度見たいな」と思っていたDVDを借りた。そのときに、「何度も見たいな」と思っていたDVDもあったので、そちらは買うことにした。
さて、このDVDだが、これはデジタル信号が記録されたメディアという「物質」である。と同時に、映像を楽しませる、という「役割」も持っている。
本来は、その「物質」には魅力はない。ただ、「役割」を買うと、勝手に「物質」がくっ付いてきてしまうわけである。DVDの場合には、それが再生されたときに目と耳に飛び込んでくる映像と音が目的であり、その目的を満たすのがDVDの「役割」だが、「何度も見たい」と思って購入すると、勝手に、メディア(物質)までくっ付いてきてしまうのだ。
一方、DVDを借りるというのは、返却することを前提に、一定期間映像を楽しむためにDVDの「役割」を借りることに他ならない。そして、そのDVDを見たら返却する。もちろん、このときにメディアという「物質」も一緒に借りるわけだが、あくまでもこの「物質」の持ち主はTSUTAYAである。
要するに、DVDを借りるケースでは、私たちはDVDを見る、すなわち、DVDの「役割」を消費するが、DVDという「物質」を消費することはできない。
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