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サラリーマンの給料はなぜ生活費に消えてしまうのか?(56)

義務教育がひた隠す目からウロコの危険な経済学

< 第1話 からお読みください >

第56話

エピソード5
サラリーマンは現代の奴隷か?(21)

 一方、この章の最初に提起した「奴隷」であるが、奴隷の場合はレンタルDVDではなくて、セルDVDの場合と同じ、と考えてよい。

 すなわち、主人が本来欲しいのは、奴隷の「労働力」という「役割」だが、「労働力」を「借りる」のではなく「所有」しようとすれば、残酷ないい方になってしまうが、嫌でも「人間本体」という「物質」までくっ付いてきてしまうのである。

 しかし、そうなると、主人は奴隷を働かせ続けるために、その「物質」の維持の心配、すなわち、「奴隷」の衣食住の面倒を見なければならない。

 いかがだろうか。これで、このエピソードの冒頭で私が提示した奴隷の定義にご賛同いただけるであろうか。

 「奴隷とは、労働力の所有権を強奪された人である」

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